"励ましクリック"、 よろしくお願いします!
赤毛のアン 〜毎日読むアン〜
アンの夢や理想は破れることがないのだろうか。
くたびれて、どうでも良くなったりするでしょうが。
ああも毎日楽しい日々が続いていると、なんかムカつく…
カスバート家に、アメリカから有名な作家が来ることになった。
アンの友達のプリシラが、叔母にあたるミセス・モーガンを連れて来て
くれるのだ。
アンは大切なお客様をもてなすために、飼っている鶏をシメることを決意する。
お客様を招いてお食事のもてなしをするなんて… 私はまっぴらごめんだわ。
家庭料理ならともかく、お客様にお出しできるような料理は作れない。
家の片付けやら掃除やらをして、花を生け、雰囲気のある絵を掛けてみたり…、
考えるだけでどっと疲れる。
友達を呼んでホームパーティー…、 皆さんほんとにしているのかと疑問だ。
お庭でバーベキューとか、 少なくとも私は招かれたことない。
パーティー… お客様をお招きする… なんとも麗しいその響き。
心をこめた手料理。 趣味良く飾りつけた客間。
そして、取り仕切る美しい女主人(私)。
そんな夢を描いたこともあったが、 お金に換算すればたちまち "身の程を知る"
ことになる。
「婦人画報」 とか 「ミセス」 などに特集されている様な、
"大切なお客様をもてなすお料理" 、 "春を演出するテーブル" …
それらに必要なお金を計算すると、私の年収を遥かに超えるわ。
多少ランクを落したとしても、パーティーはタダでは出来ない。
そもそも我が家は先祖代々の貧乏人で、 よく考えると子供の頃から家に
お客が来たことなどない。
せいぜい玄関の上がり口に、座布団出して座ってもらうくらいだ。
居間に上がって頂いて、お茶を出し、 さて何を話せばいいのやら。
お招きしてゆっくり話をしたい人が居てこそのパーティーよね。
気を遣って、お金も使って、 私には何の見返りもない夫の上司や同僚なんか
御免こうむりたい。
最初の一回で夢破られたって感じよ。
初めて家にお客様をお招きしたのは、別れた夫と結婚して間もない頃だった。
お客様は夫の同僚と上司。
私は朝からろくに食事もせず、準備に取り掛かった。
大勢なので、メインは鍋にした。 鍋に入れる白菜は上品に下ごしらえをした。
白菜を一枚ずつ茹で、茹でたほうれん草を芯にして、巻き簀で巻き、
海苔巻き状にした。
これを適当な大きさに切る。 お酒のつまみも何種類か作った。
料理を盛るお皿は大小揃いの物を、押入れにしまい込んだ箱から出した。
最後に私の着替え。 なんと、着物を着た。 というか、着ようとしたのだが…
お客が到着したのに、帯を半分回したところで結べていない。
予定では着物姿でシャキっとお迎えするところが、 なんとも無様に
帯を引きずって恥ずかしい思いをしたが、 それでもとにかくアンや
ダイアナに負けないくらい、 きちんとして(?)、かわいらしく(!)、
若奥様らしい風体にはなったのだ。
何にも出来ない奥さんだとは、誰にも言わせません。
全く面白くもない、印象にも残らない会話が続き、 上品な白菜も底をついて、
あとは野となれ山となれよとばかり、 白菜を放り込んだ。
着物って、奥様らしいじゃないですか。 が、やってることは温泉宿の仲居さん。
もう、 ぐったり。 家計は大赤字。
「ありがとう。」
この一言でさっさと寝てしまった夫。
茶碗を洗って片付けが終われば、深夜3時。
いい奥さんと言われたい、 そんな虚栄心など何処かに行ってしまった。
手伝えよ! その前に金出せ!
なんも考えずに眠る夫… 首シメちゃろか。
あんたぁ、 鶏やったらシメられとるで…
えらい安気に寝とるけどなぁ… クビには用心せえよ…
こうして私は身の程を知り、 世の中何をしてやっても、どんなに言葉を重ねても
判らんヤツがいるんだと知った。
何かが壊れるってのは、新しい物に変わるということだと思う。
今は無理してない。 というか正直に、お客様は面倒だから呼ばない。
友達が来てくれたら、「うへ〜 タイミング悪!」と腹では思うが、
四隅に埃の溜まった部屋へご案内。
当の彼女からかなり前に頂いたお饅頭を解凍。
「おもたせを頂きます。」
などと意味不明の言葉を発しながら、不揃いの茶碗でお茶を出している。
すると、お客が言う。
「なんかスッキリしないと思わん?」
「そうだ! ○○さんの悪口思いっきり言おうや〜」
あんまり歓迎できないお客は、用事があるとかなんとか言って早く帰しちゃうし。
古き日々の作り手たちは
細かい部分、目に見えぬ隅々まで、
心をこめて仕上げた。
神の目の届かぬ所などないからだ。
アンが生活のモットーにしている、アメリカの詩人ヘンリー・ロングフェロー(1807〜1882)の詩の一節だ。
神が全て知っておられるのなら、隠すこともない。
掃除してないのも、悪口言ってるのも、腹黒いのも、 皆ご存知なんだから。
No.57 『第16章 乙女の夢が破れる時』
アンの夢や理想は破れることがないのだろうか。
くたびれて、どうでも良くなったりするでしょうが。
ああも毎日楽しい日々が続いていると、なんかムカつく…
カスバート家に、アメリカから有名な作家が来ることになった。
アンの友達のプリシラが、叔母にあたるミセス・モーガンを連れて来て
くれるのだ。
アンは大切なお客様をもてなすために、飼っている鶏をシメることを決意する。
お客様を招いてお食事のもてなしをするなんて… 私はまっぴらごめんだわ。
家庭料理ならともかく、お客様にお出しできるような料理は作れない。
家の片付けやら掃除やらをして、花を生け、雰囲気のある絵を掛けてみたり…、
考えるだけでどっと疲れる。
友達を呼んでホームパーティー…、 皆さんほんとにしているのかと疑問だ。
お庭でバーベキューとか、 少なくとも私は招かれたことない。
パーティー… お客様をお招きする… なんとも麗しいその響き。
心をこめた手料理。 趣味良く飾りつけた客間。
そして、取り仕切る美しい女主人(私)。
そんな夢を描いたこともあったが、 お金に換算すればたちまち "身の程を知る"
ことになる。
「婦人画報」 とか 「ミセス」 などに特集されている様な、
"大切なお客様をもてなすお料理" 、 "春を演出するテーブル" …
それらに必要なお金を計算すると、私の年収を遥かに超えるわ。
多少ランクを落したとしても、パーティーはタダでは出来ない。
そもそも我が家は先祖代々の貧乏人で、 よく考えると子供の頃から家に
お客が来たことなどない。
せいぜい玄関の上がり口に、座布団出して座ってもらうくらいだ。
居間に上がって頂いて、お茶を出し、 さて何を話せばいいのやら。
お招きしてゆっくり話をしたい人が居てこそのパーティーよね。
気を遣って、お金も使って、 私には何の見返りもない夫の上司や同僚なんか
御免こうむりたい。
最初の一回で夢破られたって感じよ。
初めて家にお客様をお招きしたのは、別れた夫と結婚して間もない頃だった。
お客様は夫の同僚と上司。
私は朝からろくに食事もせず、準備に取り掛かった。
大勢なので、メインは鍋にした。 鍋に入れる白菜は上品に下ごしらえをした。
白菜を一枚ずつ茹で、茹でたほうれん草を芯にして、巻き簀で巻き、
海苔巻き状にした。
これを適当な大きさに切る。 お酒のつまみも何種類か作った。
料理を盛るお皿は大小揃いの物を、押入れにしまい込んだ箱から出した。
最後に私の着替え。 なんと、着物を着た。 というか、着ようとしたのだが…
お客が到着したのに、帯を半分回したところで結べていない。
予定では着物姿でシャキっとお迎えするところが、 なんとも無様に
帯を引きずって恥ずかしい思いをしたが、 それでもとにかくアンや
ダイアナに負けないくらい、 きちんとして(?)、かわいらしく(!)、
若奥様らしい風体にはなったのだ。
何にも出来ない奥さんだとは、誰にも言わせません。
全く面白くもない、印象にも残らない会話が続き、 上品な白菜も底をついて、
あとは野となれ山となれよとばかり、 白菜を放り込んだ。
着物って、奥様らしいじゃないですか。 が、やってることは温泉宿の仲居さん。
もう、 ぐったり。 家計は大赤字。
「ありがとう。」
この一言でさっさと寝てしまった夫。
茶碗を洗って片付けが終われば、深夜3時。
いい奥さんと言われたい、 そんな虚栄心など何処かに行ってしまった。
手伝えよ! その前に金出せ!
なんも考えずに眠る夫… 首シメちゃろか。
あんたぁ、 鶏やったらシメられとるで…
えらい安気に寝とるけどなぁ… クビには用心せえよ…
こうして私は身の程を知り、 世の中何をしてやっても、どんなに言葉を重ねても
判らんヤツがいるんだと知った。
何かが壊れるってのは、新しい物に変わるということだと思う。
今は無理してない。 というか正直に、お客様は面倒だから呼ばない。
友達が来てくれたら、「うへ〜 タイミング悪!」と腹では思うが、
四隅に埃の溜まった部屋へご案内。
当の彼女からかなり前に頂いたお饅頭を解凍。
「おもたせを頂きます。」
などと意味不明の言葉を発しながら、不揃いの茶碗でお茶を出している。
すると、お客が言う。
「なんかスッキリしないと思わん?」
「そうだ! ○○さんの悪口思いっきり言おうや〜」
あんまり歓迎できないお客は、用事があるとかなんとか言って早く帰しちゃうし。
古き日々の作り手たちは
細かい部分、目に見えぬ隅々まで、
心をこめて仕上げた。
神の目の届かぬ所などないからだ。
アンが生活のモットーにしている、アメリカの詩人ヘンリー・ロングフェロー(1807〜1882)の詩の一節だ。
神が全て知っておられるのなら、隠すこともない。
掃除してないのも、悪口言ってるのも、腹黒いのも、 皆ご存知なんだから。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/82947113
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック
"おもしろい!" と思ったらクリックしてくださいね。
http://blog.seesaa.jp/tb/82947113
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック


えらい安気に寝とるけどなぁ… クビには用心せえよ…
ギャハハハ!!☆ミヾ(∇≦((ヾ(≧∇≦)〃))≧∇)ノ彡☆バンバン!!
言って見たいねぇ!!
よしこさん、頑張りすぎでっせ。
気負わず自然でいいのに。
なんなら今度うちにお招きしましょうか?
庭でのバーベキューが良かったら、温かくなってからのがいいし。
お鍋でいいなら今が最高じゃね。
広島は牡蠣ですよ(なんのこっちゃ)
いつも正味のコメントありがとうございます。
はい…大喜びで泣きもって、バーベキュー食べたいです。
はい…頑張ってないと自分に負けたみたいで、やり始めた事はやめられまへんのです。
はい…不自然なくせにナチュラルメイク嗜好です。
ほんでも、広島ゆうたら”お好み焼き”じゃねんかな?
あっ…そうか、鍋にお好み入れんわなぁ