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 赤毛のアン 〜毎日読むアン〜                           

No.49 『第8章  事務員さんの本性』



「脳内メーカー」 によれば、 私は "怠けたい" で出来ているらしい。


考えてみれば… 私は家事をする時、ストップウオッチを首から下げて時間を
計っているが、 それは無駄な作業を省いて時間を短縮するためで、
ひたすら怠けたい一心でやっているのだから、 まんざら外れてはいない。

ただの遊びとは言え、なにやら本性が垣間見られて面白い。


ついでに、何かと話題の尽きない会社の面々の "おミソ" も覗いてみた。


真面目に努力していれば報われると思っているらしい、 あの人。

脳内を覗くと、山盛りの "休みたい" の中心に、 "金" が…。 大笑いだった。


誠実そうなあの人は…? なんと脳内は、 "嘘" ばっかり。 やっぱり…



"儚げに細くてサラサラの髪" は、男心を虜にするらしいが、
そんな髪を持つ女の子の本性は、 大抵外見とはギャップがある。

そんな虫も殺さぬような女の子が、血眼になってゴキブリを追い回し、
スリッパで叩くところを見てみたいものだ。

憂鬱な気分も晴れて、さぞかし元気が出ることだろう。



いたずらの天才児、 デイビー・キースがカスバート家にやって来た。

とにかく、みんなをワーワー、キャーキャー言わせてくれる。

ターゲットは、 非の打ち所の無いお行儀のいい子、模範生、 きどった大人。


私もいたずらをやってみたかったものだ。 特に "ピンポンダッシュ" 。

やってみたくて "練習" までしてたのに、とうとう実行できずじまいで残念。

子供の頃から計画倒れの私だが、今度ばかりはヤル気だ。

いい人ぶった方々の本性を、是非見たいものだ。



会社の事務所には、そろそろ引退を考えた方が… という方がいる。

ご本人も、 社員への口出しは控えようと努力しているつもりらしいが、
全く効果が上がっていない。

なにかお手伝いさせて頂こう。


66歳の割にはしっかりしておられるが、 ここのところ特に、物忘れが
増えて来たのを心配しているようだ。

まずは、 彼女の机の上のファイルの順番を、時々 "シャッフル" しておく。

置いたはずの場所にないと、かなり動揺するはずだ。


ならば、自転車の鍵をあちこちに移動。 自分の行動が信じられなくなる。

飲まずに置いてあるお茶は、頃合いを見計らって処分する。

  「あれ、飲んだ覚えがない… 飲んでる…」


そうなったらしめたモノ。

自分で自分が信用出来なくなるのを待つ、という作戦だ。



予測のつかない事故や病気を、やたら心配する人がいる。

その割には、行動力や決断力に欠け、 他人に対してはきわめて不誠実。

そんなヤツをびびらせるいたずら。


鉛筆の芯を折って、それを元のように軸に戻しておく。

書いたら、いきなり「ボキッ」 。 2本は仕込んで置きたい。

シャープペンの芯も5ミリ位にカットして入れておくと、何度ノックしても
折れるので神経に障る。

消しゴムは3Bの鉛筆で書いた跡を消しておけば、消せば消すほど
回りは黒くなる。 イライラする。

イスのネジを緩めるのも効果的だ。 なんかツイてない空気にまいるはずだ。


次に、ソックス。

一日のうちで作業服、普段着、背広と、 その都度着替える変な人。

ソックスがよく床に落ちている。 今度見つけたら隠してしまおう。

机の下の奥に突っ込んでしまえ。 もしくは、応接間ソファの間に突っ込もう。

お客様に気付かれたら、恥ずかしいぞ…


極めつけは、ズボンのファスナー。 軽くペンチでひねっておこう。

中途半端に "前" の締まりが悪いのは、も〜っと恥ずかしいぞ…。


想像しただけでゾクゾクッとするではないか。



さて、 このいたずらが良いことなのか、悪いことなのか。

なぜしてはいけないのか、 デイビーに言って聞かせたように…

アン、 私にも聞かせてよ。

  「優秀な事務員さんは、そんな馬鹿なこと考える間に立派に仕事を
  するものよ。」


来たな、アン。

  「だったら、いい事務員さんにならなくてもいいわ。
  いい事務員さんなんてつまらないだけだわ。」


私の本性は、 怠けながらもケチのつけられない仕事をして、過分な給料を
貰いたいと思っている、 とんでもない 「事務員さん」 なんだ。

雀の涙ほどの給料しか支払う用意のない会社など、 信用する訳ないでしょうが。


そんな会社の本性も、泣き所も一番良く知っているのが
実は、 「事務員さん」 なのだ。


アナタノ カイシャハ ダイジョウブ デスカ??



posted by 片岡 よしこ at 06:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | バックナンバー
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