"励ましクリック"、 よろしくお願いします!
赤毛のアン 〜毎日読むアン〜
クリスマスのイルミネーションがきらめく夜、
社会保険事務所では、 職員達が、年金番号の照合に疲れ切っている。
経理ソフトを扱ったことがあれば、誰だって身に覚えがある過ち。
ミスタッチ… 漢字が読めない… 男か女かわからない…
休みが明けたら、今日の日付が昨日の日付。
彼と別れた朝に、人の年金がなんなのさ。 どうだっていいわ。
そんなことより、 私は彼を愛していたのに…
失恋年金、 欲しいわ…
でも、アンタ達、 自分のデータの入力は間違ってないはず。
家族を葬った家から、ツリーと微笑が奪い去られた。
悲惨な事件の後に、またさらに悲惨な殺戮が続く。
辛い思い出は、 クリスマスと共に、永遠に棘のように突き刺さる。
クリスマスなんて行事があるばっかりに、 幸せの明暗がはっきりと分かれる。
ボーナスの出た人、 出なかった人、 年金の出る人、出ない人、
家族のいる人、 いない人。
昔、 クリスマスは、ひどい扱いを受けていました。
お父さん達は酔っ払って、 「めりー くりすます!」を連発していました。
例の "円すい型のぴかぴかお帽子" をかぶり、手にはクラッカー、
パンパン鳴らし、 綺麗なおねいちゃん達と肩組んで、
にぎやかに夜の街を飲み歩いていました。
サンタクロースは、 飲み屋さんの "宣伝係" のアルバイトをしていました。
楽しそうな人達の喧噪を尻目に、 凍える手でプラカードを持ち…、
時給が安くて、 プレゼントを買うお金どころか、
トナカイの蹄鉄も取り替えてやれませんでした。
そう…、 サンタクロースは、働きづめだったのです。
まだ真っ暗な、夜明け前、 午前4時23分。
サンタのおじいさんは、ぱっちり眼がさめました。
「起きるには惜しい。 夢でもみることにしよう。」
夢の中で、 小さな男の子が服を着るのを手伝いました。
上着のボタンを、ボタンの穴に入れて、 下から押し上げる様に押込むと…
スルリとボタンが顔を出す。
それが、ボタンにズームアップして、コマ送りの映像になるのです。
ホッ! ホッ〜!
さあ、 傘をさしてお買い物。
エリアと呼ばれている高級ショッピンクモールに行きましょう。
おやおや… ママが、 向こうから赤いトラックで迎えに来た。
エリアなんてやめやめ、 お魚市場に行きましょう。
雨がいつの間にやら雪にかわって、 男の子も、サンタも、
大喜びで走っていきました。
向こうの方まで、 ずぅ〜っと、ずぅ〜っと先まで、 雪が舞い踊っています。
ホッ! ホッ〜!!
まるで、お空を飛んでるようじゃ!
サンタは、なんだか生まれ変わった気がしてきた所で、眼がさめました。
「そうじゃ、 ワシはもともと飛べるんじゃったわい。。」
なんか空しいサンタでした。
サンタクロースを故郷に帰してあげよう。
サンタが、もとのサンタに戻れるなら、 クリスマスというイベントは
なくてもいい。
イベントがなければ、 地球温暖化対策も、 歳の瀬の残業も、
社会保険業務もはかどる。
クリスマスは、 新しい何かが降ってくる時、 生まれ変わる時。
一人ぼっちだって、 二股かけてたって、 お金持ちでも、 貧乏人でも、
握った手のひら、 開けてみれば、何があるかしら…
砂粒ひとつでも見つけたら…、 クリスマスは夢の中で祝おう。
温かいコートのボタンを しっかり留めて、
真っ白な、 何もない、 雪の世界へ出かけよう。
こどもの様に、足取り軽く、 飛べる者は飛び、 歌う者は歌い、
慰める者は慰め、 嘘つきはホラ吹き回り、 守銭奴はゴッソリ持ち逃げ、
生まれ変わって自由にやろう。
眼が覚めた時、 「もともとこうだったわい」。
そう言えるまで。
No.39 クリスマス増刊号 『No More クリスマス』
クリスマスのイルミネーションがきらめく夜、
社会保険事務所では、 職員達が、年金番号の照合に疲れ切っている。
経理ソフトを扱ったことがあれば、誰だって身に覚えがある過ち。
ミスタッチ… 漢字が読めない… 男か女かわからない…
休みが明けたら、今日の日付が昨日の日付。
彼と別れた朝に、人の年金がなんなのさ。 どうだっていいわ。
そんなことより、 私は彼を愛していたのに…
失恋年金、 欲しいわ…
でも、アンタ達、 自分のデータの入力は間違ってないはず。
家族を葬った家から、ツリーと微笑が奪い去られた。
悲惨な事件の後に、またさらに悲惨な殺戮が続く。
辛い思い出は、 クリスマスと共に、永遠に棘のように突き刺さる。
クリスマスなんて行事があるばっかりに、 幸せの明暗がはっきりと分かれる。
ボーナスの出た人、 出なかった人、 年金の出る人、出ない人、
家族のいる人、 いない人。
昔、 クリスマスは、ひどい扱いを受けていました。
お父さん達は酔っ払って、 「めりー くりすます!」を連発していました。
例の "円すい型のぴかぴかお帽子" をかぶり、手にはクラッカー、
パンパン鳴らし、 綺麗なおねいちゃん達と肩組んで、
にぎやかに夜の街を飲み歩いていました。
サンタクロースは、 飲み屋さんの "宣伝係" のアルバイトをしていました。
楽しそうな人達の喧噪を尻目に、 凍える手でプラカードを持ち…、
時給が安くて、 プレゼントを買うお金どころか、
トナカイの蹄鉄も取り替えてやれませんでした。
そう…、 サンタクロースは、働きづめだったのです。
まだ真っ暗な、夜明け前、 午前4時23分。
サンタのおじいさんは、ぱっちり眼がさめました。
「起きるには惜しい。 夢でもみることにしよう。」
夢の中で、 小さな男の子が服を着るのを手伝いました。
上着のボタンを、ボタンの穴に入れて、 下から押し上げる様に押込むと…
スルリとボタンが顔を出す。
それが、ボタンにズームアップして、コマ送りの映像になるのです。
ホッ! ホッ〜!
さあ、 傘をさしてお買い物。
エリアと呼ばれている高級ショッピンクモールに行きましょう。
おやおや… ママが、 向こうから赤いトラックで迎えに来た。
エリアなんてやめやめ、 お魚市場に行きましょう。
雨がいつの間にやら雪にかわって、 男の子も、サンタも、
大喜びで走っていきました。
向こうの方まで、 ずぅ〜っと、ずぅ〜っと先まで、 雪が舞い踊っています。
ホッ! ホッ〜!!
まるで、お空を飛んでるようじゃ!
サンタは、なんだか生まれ変わった気がしてきた所で、眼がさめました。
「そうじゃ、 ワシはもともと飛べるんじゃったわい。。」
なんか空しいサンタでした。
サンタクロースを故郷に帰してあげよう。
サンタが、もとのサンタに戻れるなら、 クリスマスというイベントは
なくてもいい。
イベントがなければ、 地球温暖化対策も、 歳の瀬の残業も、
社会保険業務もはかどる。
クリスマスは、 新しい何かが降ってくる時、 生まれ変わる時。
一人ぼっちだって、 二股かけてたって、 お金持ちでも、 貧乏人でも、
握った手のひら、 開けてみれば、何があるかしら…
砂粒ひとつでも見つけたら…、 クリスマスは夢の中で祝おう。
温かいコートのボタンを しっかり留めて、
真っ白な、 何もない、 雪の世界へ出かけよう。
こどもの様に、足取り軽く、 飛べる者は飛び、 歌う者は歌い、
慰める者は慰め、 嘘つきはホラ吹き回り、 守銭奴はゴッソリ持ち逃げ、
生まれ変わって自由にやろう。
眼が覚めた時、 「もともとこうだったわい」。
そう言えるまで。
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/74517853
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック
"おもしろい!" と思ったらクリックしてくださいね。
http://blog.seesaa.jp/tb/74517853
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック

