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 赤毛のアン 〜毎日読むアン〜                           

No.24 『第24章  まだまだジョシー・パイ』

「人が嫌がることを言ってはいけない。」


こどもの時から "耳にタコ" の、 この教訓。

ジョシー・パイが更に詳しく教えてくれた。

  「その人が言われて嫌だと思うであろうことを知っていて、
  その事をあえて自分本位な目的のために言ってはいけない。」




アンが一番気にしているのは "赤毛" だ。

あるとき、アンの通う学校で、寄付金集めのためのコンサートが開かれることになった。

ジョシー・パイは劇も暗誦も嫌いなくせに、アンが "お付の妖精役" を
もらったので、気が悪い。

ジョシーは、身のほど知らずにも妖精の女王を狙っていたのだろうか。


  「太った妖精なんて聞いたことない。妖精はすらりとして痩せてなくちゃ。」
アン、 そうかもしれないけど…、

太った妖精がいてもユーモラスで可愛いと思うけど…


  「赤毛の妖精なんて、太った妖精と同じくらいおかしい。」

ジョシー、 "赤毛" がアリなら何でもアリ?

けれどもウマい事言うじゃないの!



アンの髪が成長と共にきれいな赤褐色に変わっていっても、ジョシーは認めない。

  「前より赤くなったんじゃないの?」

  「自分の髪が赤いってどんな気持ちがするものなの?」


アンが嫌がってるでしょうに!



そんなことして、いったい何になるっていうの?  ジョシー??

あんた、 アンがシャクにさわってしょうがないんだろうけど、
いったい、どうなったら満足?

"赤毛"をネタにされるのが嫌で、おどおどするアンを見るとき?

アンが苦手な "幾何" の点が足りなくてクイーン短大に不合格になったら満足?


ジョシー、 アンが赤くなったり青くなったりするのが
面白くてしょうがないんだろうけど、 いいかげんにしときなさいよ。

人のあらさがしをする暇があったら自分をよく見ること。


あんたにも才能はある。

持って生まれたものは、 それが悪い性格であっても使わなければいけない。


弁護士とか、検事とかはどう?

それだけ人の嫌がることを見抜く目を持ち、情け容赦なく攻める性根があれば、
それが悪名であれなんであれ、立派に名を残す希望がある。


そして、 この一言だけを練習することよ。
あんたには地獄の苦しみだと思うけど、

  「 私も嬉しい 」



ジョシーよ、 汝の心と口を治めよ。

さもなくば汝の名は永遠に "パイ家" の者と呼ばれるであろう。


posted by 片岡 よしこ at 13:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | バックナンバー
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