"励ましクリック"、 よろしくお願いします! にほんブログ村 小説ブログ エッセイ・随筆へ

 赤毛のアン 〜毎日読むアン〜                           

No.16 『第16章  美味しい水』




お茶に招かれたダイアナが、スグリ酒で酔っぱらうお話は有名。


多くの読者は思うだろう。

 「いくら子供でも、お酒とシロップの違いは飲めば判るんでないの?」 … という、疑問。


美味しければなんだってアリなのは、大人も子供も同じ。

だからこそ、躾はしっかり、 厳しくしなくてはいけない。 よ、ねっ? マリラ…



友達の家で酒盛りをしていたときの話。


私たちは割り箸をマドラー代わりに、一杯どころか相当飲んでいた。

友達には4歳になる娘さんがいた。
そういえば、ずっと私たちの側で何やら"やっていた"ような記憶がある。

割り箸を舐めていたのだ。 それも、何度も何度もね。


翌朝、いつまで経っても目を覚まさない。

心配して抱き上げてみると息が酒くさかったので、初めて気付いた、って訳。


彼女が熱心に舐めていたのは高級ブランディーでした。

そうしてみると、子供にだってお酒は美味しい飲み物なのかもしれない。

「お水 お水 ちょうだい」 って、 朝からおねだりしてたもの。



私もこどもの頃、"酒粕"が好物だった。


寒い夜は、火鉢でこんがり焼いた酒粕に、お砂糖をまぶして食べるのが
夜食代わりだった。

プックリ焦げた表面が香ばしく、酒粕の甘みと砂糖の甘さが絶妙でオイシイ。

粕とは言えども、"酒"と名が付いているのですから、
そんな食品をこどもに与える家庭は、今時ないだろうけど。


我が家のばあちゃんはこども8人を育て、
全員に酒粕を"おやつ"と称して食べさせていた。

酒屋から"サービス"で貰う酒粕は、最も安上がりなおやつだったのだ。

3時のおやつにも、ひとりでこっそり焼いて食べていた。
「酔う」という観念がないから、酔ったかどうかも定かでない。


ある日のこと、 一度に一枚全部を食べてみたい… という、
打ち勝ちがたい誘惑に負けてしまった。

さすがに気分が悪くなった。

これがマリラに知れたら、お尻を叩かれて根性を入れ替えさせられるところだ。

意地汚いマネをすると気分が悪くなる… 懲りたはずなのだが……


祖母に見つかって、お尻を叩かれた方が良かったかもしれない。

未だに私は、一人でつまみ食いをする時は全部食べてしまいたい誘惑に駆られる。


意地汚いのは直っていない。



posted by 片岡 よしこ at 16:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | バックナンバー
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/64483578
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
"おもしろい!" と思ったらクリックしてくださいね にほんブログ村 小説ブログ エッセイ・随筆へ