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 赤毛のアン 〜毎日読むアン〜                           

No.8 『第8章  心のアンチエイジング』

  「どこの子でもないただのアンとくらべたら、
   グリーン ゲーブルズのアンのほうが、百万倍もすてきよ。」

この箇所がとても好きだ。
赤毛で、やせっぽちで、そばかすだらけの顔が映った鏡にキスするところがいい。

グリーン ゲーブルズのアン」 誕生の瞬間だ。



ひとつの夢が叶うと、次々に夢が叶えられていく、
アンはそんな予感を的中させてくれる。

私なんか、いいことがあったら次には悪いことが起こるに決まってるわと、
ある程度覚悟したりする。

でも、この物語のいい所は、素直な楽観性

それを信じさせてくれるだけの魅力を、アンは持っている。



しかし、作者のL.M.モンゴメリーがこの物語を書いた時、
彼女自身は心配、憂鬱、心労をかかえていた精神状態だったという。


日記にはこう書かれている。

  「他の人の人生を暗くしたいなんて願うわけがない。
  私は楽観主義を伝える人、太陽のようにぽかぽか暖める人になりたい。」
               (山本史郎訳 「赤毛のアン」〜解説〜より)



赤毛で、そばかすだらけのやせっぽち、コンプレックスの塊のような
アンが私たちに元気を与えてくれる。


読み進むうちに、確かにぽかぽかと暖められるのです。

これぞ、"悲観的で年寄りじみてくる心"のアンチエイジング


若かった頃の気持ちが蘇り、今の私を少しずつ変えていく。

アンのようにはなれなかったけど、こうして大好きだったアンの事を書いている。

嫌な思い出は誰にも言わずに隠してたけど、笑える思い出に変えられる。


そんな私のつたない文章が、誰かの心に

  「わたしだって! 昔はものすごくアンが好きだったんだから〜」

と、火をつけてくれればいい。



「何じゃなぁ……」のため息を笑いに変えて、今日もアンを読んでいる。

何を考えているのかわからん私より、"赤毛のアンが好き"と言える私の方がずっといい。


posted by 片岡 よしこ at 13:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | バックナンバー
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