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 赤毛のアン 〜毎日読むアン〜                           

No.7 『第7章  言い訳』


OL生活が長くなると、「はい、わかりました。」が、口癖になる。


「この作業は何のためにするのですか?」
→「1ヶ月で出来るか?」

「出来ると思いますが、どこに出す資料でしょうか?」
→「無理のない程度で出来るだけ早くたのむ。」


事務員に"目的"は不要なのだろう。 「はい、わかりました」と言うしかない。



今一度、アンを読み返していて気付いたんだけど…


アンって、 何か用事を言いつけられたり、注意された時に、
素直に「はい」と言うことはまずない。

実に何というか、私からみると堂々としている。


アンの言い訳には、彼女の"偽らない本音"がある。

赤毛だと、いい子になるよりはどうしても悪い子になってしまう、
なんて"傑作"だが、 笑えない。

私だって、色白でシミひとつなくて、サラサラの髪だったら、
もっと他人の欠点を大目にみることも容易だろうと思う。

まして心がずたずたなのに、仕事どころではない。



しかし、そんなアンの"言い訳"に、時に私はハッとさせられる。
物事の核心=本当の意味を問いかけてくるのだ。


  「お祈りをするときは、どうしてひざまずかなくちゃいけないのかしら?

アンは、心で祈りを感じるときに祈りは生まれると言っているのだ。


言い訳をせず、自分の非を素直に認めることが美徳である、という考えは
決して間違いではない。

が、 私のように 「はい、わかりました」 と答えるしかない現実もある。

そんな "物事の本質" を見失わないでいたい。



  「なぜ?」  「何のために?」

アンを見ていると、今まで言葉にできなかった気持ちが素直に心に蘇ってくる。



posted by 片岡 よしこ at 18:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | バックナンバー
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